プロパンガス料金を安くするポイントとは?
( ※タンカーで海外から輸入されるプロパンガス )
毎日当たり前のように使っているのに、その仕組みがよく分からないものって、たくさんあります。
プロパンガス(LPガス/LPG)もその一つですね。
ガスボンベに入ってるのがプロパンガス (もしくはブタンガス) だということくらいは知っていても、
実際に自分の家に来るまでにどういう過程をたどっているか、ご存知の方は少ないでしょう。
そこでここでは、プロパンガスの流通の仕組み をご説明しようと思います。
まず日本で使われているプロパンガスですが、
約70%は海外から輸入されています。
日本LPガス協会の説明文が分かりやすかったので引用しておきますね。
我が国で使われているLPガスの約70%は海外からの輸入したもので、残りの約30%は原油精製時及び化学製品の生産時に発生する国内生産分です。輸入もしくは生産されたLPガスは、一次基地から内航船及びタンクローリーによって二次基地まで運ばれ、さらに家庭用は充てん所にてボンベ容器に詰め替えられて、各需要家へ運搬されます。( 引用 : 日本LPガス協会 - 供給の現状より / イメージはこちら )
イメージもわかりやすかったので紹介させてもらいましたが、
LPガスを海外から輸入して、輸入基地や二次基地、さらには小売業者を経て、
ようやく私たちのもとにプロパンガスボンベが届くことになります。
(※イメージを見ながらお読みになると分かりやすいです。)
イメージ画像の一番右にある 「 一般消費者等 」 というところですね。
ここが私たちです。
で、おそらくほとんどの方はこの図にある通り、
消費者のひとつ手前にある 小売事業所 からプロパンガスを購入しているわけですが、
ここにガス代が高くなってしまう原因の一つがあります。
産ガス国からLPガスを輸入するわけですから、
もちろん「原価」がかかります。
またタンカーやタンクローリで基地にガスを運びますから、「輸送費」もかかります。
ここまではいいのですが、最後、私たち消費者のもとにとどく一つ手前の「小売業者」、ここでプロパンガス料金がグンと上がってしまうんです。
最後の最後で、
小売業者の経費・利益が上乗せされたプロパンガス を私たちは買っているために、
料金が高いんですね。
だったら、プロパンガス料金を安くするにはどうしたらいいの?
ということになりますが、もちろん海外から個人で輸入するのは不可能ですし、
輸入基地から購入・・・というのもちょっと現実的ではないですね。 でも、
2次基地からだったらどうでしょうか? つまり、
LPガスの卸売業者から 「 直売方式 」 でガスを買うことが出来たら、
料金を下げることができると思いませんか?
これがプロパンガス料金を安くする最大のポイントです。
小売業者などの中間業者を通すことなく、卸売業者から直売方式で購入するんです。