質問

プロパンガスに関してお聞きしたいことがあります。5年ほど前に家を新築しまして、その際、住宅会社から指定されたガス会社と現在契約しています。

 

このガス会社は営業所がとなりの市にあり、
家からは約20kmほど離れているという状況です。

 

知人から話を聞いたり、インターネットで調べたりして、
ガス屋さんによってプロパンガス料金が違うということを最近知りました。

 

 

そこでお聞きしたいのですが、
プロパンガスの料金はやはり地元の会社の方が安くなるのでしょうか。
逆にいうと、現在契約しているガス屋さんは営業所が20キロも離れているので、
ガス代が高くなっているということがあるのか、ということです。

 

また、ガス会社を変更する場合には、別途費用が必要になるのでしょうか。
アドバイスをいただけますと幸いです。

回答

山奥であまりにも不便なところに家があるのなら別でしょうが、近所のガス屋さんだから料金が安くて、少し離れているから高いということは通常ありません。

 

営業所が家から20km離れていたとしても、普通にボンベを配送できるエリアであれば問題ないでしょう。

 

また 「 ガス屋さんによってプロパンガス料金が違う 」
というのは、まさにその通りですので、
ご近所のガス屋さんをはじめ、いくつかガス会社をあたってみると良いと思います。

 

もちろん サービス提供エリア 内にお住まいでしたら、
当サイトでも提携ガス会社のご案内が可能ですのでご相談ください。
価格保証と料金監視サービス が付いているので、不当値上げの心配もなく安心です。

 

 

ただ一点気になるのは、建物が築浅であることと、
住宅会社が指定したプロパンガス会社をご利用になっているということです。

 

家を購入した時点でガス会社が決まっていたということは、
そのガス屋さんと無償配管契約を結んでいる可能性が高いですし、
場合によっては給湯器や風呂釜なども含めて貸与契約を結んでいるケースもあります。
( 関連 : プロパンガスの無償配管契約について

 

 

無償配管というのは、配管工事代金を 「 無料 」 にする代わりに、
使用するプロパンガス会社が決められているというものですが、
無料で配管工事だけしていては、ガス屋さんもただの慈善事業になってしまいますので、月々の使用料に工事代金を上乗せして、しっかり回収しています。

 

 

これは本来、建売業者が支払うのが筋といえる費用だと思いますが、
ともあれもし無償配管契約を結んでいれば、
残存がある場合はガス会社変更の際に、代金の支払い義務が生じます。

 

無償配管契約は15年程度の約束になっている場合が多いです。
築5年ということですので、そうしますと残りの契約期間は10年となりますが、
残存金額次第では新しいガス会社が引き継いでくれるケースもあります。

 

 

新しいガス会社に残存分を引き継いでもらう場合は、
設定単価に数十円上乗せする形で清算していくことになります。
たとえば単価320円に50円を上乗せし、従量単価370円として月々のガス料金を支払います。このときの変更費用・利用者の負担はゼロです。

 

かりに現在の従量単価が500円だとすれば、このケースではガス屋さんの変更で単価を130円 ( 500 - 370 ) 安くできるわけです。しかも負担ゼロですから、もし残存を引き継いでくれるガス会社があればかなりお得になりますね。

 

 

まとめると、

  • 営業所が近いからといってガス代が安くなるわけではない
  • 現ガス会社との契約に残存がある場合は業者変更に費用がかかるが、新しいガス会社が引き継いでくれるケースもある

 

となります。
すこし長くなってしまいましたが、これらのことを踏まえて、
現在のガス会社との契約内容や料金設定を一度確認されることをおすすめします。

 

無償配管やLPガス設備等の無償貸与契約について詳しく知りたい方は、こちらのページも参考にしてください。
( 関連 : 建売住宅とプロパンガスの無償配管

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